6月16日(土)午後1時半よりNHKプラザμにて 特定非営利活動法人くるくるネット(理事長 鳥山晃)主催の平成30年度第1回むろらんIT勉強会が開催されました。 同法人は平成18年よりIT勉強会をはじめて12年目の開催となります。 当日の内容は、同法人が制作した「大地の花咲き」ドキュメント映画の上映会と 三浦喜美子さん(特定非営利活動法人ハードオブミラクル代表)の講演会。 「大地の花咲き」は洞爺湖町の農家佐々木ファームが舞台。2014年8月から2015年8月まで1年の長期ロケにて人間ドキュメンタリー、生き方をありのまま描いた作品。新農農家としての苦悩、息子さんが亡くなるという突如起こった絶望の出来事、出来事から得た学び、苦悩・葛藤を乗り越える行動、無農薬栽培という農家としての新しい試みの実践、行動から得た結果、そして大地の学校という新規就農農家を教える、未来への希望などを描いた作品です。 講演では、三浦喜美子さんは映画の企画・撮影等の撮影秘話やドキュメントのプロデュースの方法・インタビューの撮り方等を話しました。撮影秘話では、1年間撮影編集等に携さわりました。撮影をはじめたのは佐々木ファームさんが「大地の花咲き」というイベントをした時からでした。佐々木ファーム元代表の村上夫妻の生き方に共感しました。撮影を進める中で、無農薬栽培や地域の循環型社会を作ろうとする同ファームの考え方や苦悩・葛藤を乗り越えていく姿、佐々木ファームのスタッフ皆様の成長する姿に大変心が打たれました。制作してから3年が経ちますが多くの方に見られて共感を得られていますと話しました。ドキュメントのプロデュースでは、映画は作品が営業マン。身近にみてくれる人(ファン)作りが重要。よい映画はファンが勝手に広げてくれる。全国いろんなところで同法人の映画が上映されていることを説明しました。インタビューの撮り方では、同法人のドキュメントはマイクや台本なしに自然の流れで撮っている。視聴者自身に話し手が話しかけている気分がするという効果があることを話しました。
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